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2021 年度「暫定倍率」が発表 神奈川県公立高校入試

神奈川県教育委員会は 11 月 27 日(金)、県ホームページ上で、進路希望調査の結果を公表しました。

カナガクではここから、高校ごとの暫定倍率(10月20日の倍率)を求め、一覧表にまとめました。

舞台芸術科新設の神奈川総合が台風の目に

今回の暫定倍率でもっとも注目を集めるのが神奈川総合です。

新設された舞台芸術が大人気で、定員 30 名に対し 113 名の希望が集まりました。倍率 3.77 倍です。舞台芸術科という学科は公私合わせても県内で神奈川総合にしか設置されておらず、受験科目も特殊で、倍率が高いからといって他校に志願を変えづらいです。最終倍率まで高倍率を維持するものと思われます。

舞台芸術科新設に伴って定員が減らされた普通科も、舞台芸術科に次ぐ高倍率 2.60 倍を叩き出しました。神奈川総合に設置されている2学科で倍率のワンツーフィニッシュです。

舞台芸術科と普通科国際文化コースとでは、学力検査の受験科目が4科です。理科で受けるか社会で受けるかはかなり重要な選択になるでしょう。

旧学区トップ校

旧学区トップ校では、横浜翠嵐湘南とが希望者数・募集定員ともに同数で 2.23 倍に。両校とも 2020 年度入試の暫定倍率(10 月 20 日の倍率)よりも倍率が緩和しています。

翠嵐・湘南を上回る人気を集めたのが横浜緑ケ丘で、こちらは 2.35 倍です。同校は

  • 旧学区トップ校
  • 学力向上進学重点校(エントリー校)
  • ナンバースクール(旧横浜第三中学校)
  • TOEIC-IP 全校全学年受験
  • 理数教育推進校
  • 学びの奨励基金
  • 吹奏楽部強豪校

といった特長を持ち、自由でのびのびとした学校です。最寄り駅は京浜東北根岸線山手駅。川和(都筑ふれあいの丘駅)や柏陽(本郷台駅)よりも横浜市中心部に近い立地も人気に一役買っていることでしょう。